自民党の谷垣禎一総裁は1日、報道各社のインタビューに応じ、
来年夏の参院選について「なかなかここは難しいなとなれば、勝てる人に代えていく作業も必要になってくる」と述べ、
候補者の差し替えもあり得るとの考えを示した。
同党は4月に比例代表の1次公認11人を決めており、選挙区候補を含めて、今後公認調整を本格化させる方針だ。
10月25日投開票の参院神奈川、静岡両補欠選挙については
「全力を挙げて取り組む。公明党に協力要請を近々しなければいけない」と述べた。
3親等以内の親族らの同一選挙区からの立候補を禁じるとした同党の世襲制限に関しては
「もう一回、世襲は何を意味しているのか議論しなければならない。前執行部が短い期間で決めた。
(世襲制限が明記された)マニフェスト自体を根本から見ていく必要がある」と語った。
鳩山内閣が建設中止を決めた八ツ場ダム(群馬県長野原町)については「マニフェストに書いてあるからと言って、
手続きを無視していいわけではない。ヒアリングや利害関係者との調整が必要だ」と批判した。(2009/10/01-17:49)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009100100791