「あ!官兵衛」勢力拡大中
中津ゆかりの戦国武将・黒田孝高(よしたか)(通称官兵衛・1546〜1604)をモチーフにしたオリジナルキャラクター「あ!官兵衛(あっかんべー)」の関連商品が次々と誕生している。
10月下旬に滋賀県彦根市である「ゆるキャラまつりin彦根」に招待されており、県外からも注目され始めた新たなご当地キャラクターに、関係者は期待を寄せている。
「あ!官兵衛」は、豊前国中津黒田武士顕彰会が大河ドラマ誘致活動を盛り上げようと、会員で防水外壁改修会社「プラウド」を経営する中尾堅太郎さん(45)=中津市中央町=が生み出した。
官兵衛愛用の赤合子形兜(あかごうすなりかぶと)をイメージしたキャラクターで、舌を出した表情がかわいいと好評。
昨年、キーホルダー、携帯電話のストラップの販売が市内で始まり、知名度が徐々にアップ。
商品化も広がりを見せていて、ことし2月に市内の菓子店・殿畑双葉堂が「銅鑼焼(どらやき)官兵衛」、9月には和菓子処桃屋・甚兵衛が中津城の石垣をイメージした「官兵衛石垣揚げ餅(もち)」のタイアップ商品を開発。
いずれも評判は上々。
さらに、中尾さんは中津城(扇城)や福岡城(舞鶴城)を築いた黒田家の瓦職人が趣味で作ったものが“起源”とされる博多人形に着目。
今年6月、博多祇園山笠(がさ)も手掛ける伝統工芸士の中野浩さん(福岡市)に、オリジナルデザインを基にした「あ!官兵衛」の博多人形の制作を依頼した。
「イメージ通り」という出来栄えで、今月20日に市内で毎月1回開かれる南部自由市場でお披露目し、関連商品に加えた。市中心部に関連グッズコーナーの設置を検討中という。
中尾さんは「大河ドラマ誘致活動のアピールはもちろん、中津全体を盛り上げるキャラクターに育ってくれれば」と話している。
商品などの問い合わせはプラウド(TEL0979・27・0162)。
大分合同新聞
http://www.oita-press.co.jp/localNews.html 続々と新作が登場する「あ!官兵衛」グッズ
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