ＴＢＳとテレ朝、ネトウヨの巣窟であるニコニコを避けユーチューブで番組配信へ

<日経>◇ＴＢＳとテレ朝、ユーチューブに番組配信

　ＴＢＳとテレビ朝日は、米グーグル傘下の動画共有サイト「ユーチューブ」と提携し、29日にもニュース番組などの
動画配信を始める。コンテンツ（情報の内容）を届ける手段を広げ、若者を中心に視聴者を確保する。キー局が
世界最大の配信サービスへの番組供給に乗り出すことで、ネットを通じた番組視聴が本格的に普及しそうだ。

　ＴＢＳ、テレ朝とユーチューブは29日にも、番組の配信で「パートナー契約」を結ぶと発表する。ユーチューブ上にＴＢＳ、
テレ朝それぞれの専用コーナーを新設し、両局のニュース番組などを視聴できるようにする。

　ＴＢＳ、テレ朝は既に自社サイトなどを通じドラマやバラエティー、ニュースなどを配信している。ユーチューブへの進出で、
場所や時間を問わず最新の情報を得たい視聴者のニーズに応える。

　両局は当初は無料で配信を始め、広告による収入確保を目指す。「将来は課金も検討する」（ＴＢＳ）という。

　日本では９月上旬、フジテレビジョンと日本テレビ放送網がヤフーの子会社ＧｙａＯに７％ずつ出資すると発表するなど、
民放とネット大手の提携が相次いでいる。テレビ局が懸念していた違法投稿など著作権保護上の懸念の後退が背景にある。
ユーチューブは新技術を活用して著作権保護を徹底する姿勢を打ち出し、ＴＢＳやテレ朝の協力を取り付けたもようだ。
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日経新聞朝刊より