光市母子殺害犯 元少年実名タイトル本
山口県光市母子殺害事件の被告の元少年(28=死刑判決を受け上告中)を実名表記し、
本人と周辺を追ったルポルタージュの単行本が10月に刊行されることが26日分かった。
事件時に被告は18歳で、実名掲載は少年法違反の恐れがあるが、著者で大学職員の増
田美智子さん(28)は「被告と25回の接見を重ね、人間として描きたいと考えた。匿名では
人格の理解が妨げられ、モンスターのようなイメージが膨らむ」と説明、本人の了解も得たと
している。重大な少年事件報道の在り方について議論を呼びそうだ。この本は「A(実名)君を
殺して何になる」(インシデンツ刊)。
[2009年9月27日7時48分 紙面から]
http://www.nikkansports.com/general/news/p-gn-tp0-20090927-548503.html