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「若いうちに世界に飛び出せ」　ノーベル賞受賞者が国外脱出を勧める


「若いうちに世界に飛び出せ」　ノーベル受賞者が助言

欧米と互角に競争できるアジア・太平洋地域の若手研究者の育成を目的に、
国内外のノーベル賞受賞者がこの地域の大学院生と意見交換する会合が２８日、
神奈川県箱根町で開かれ、理化学研究所の野依良治理事長は「若いうちに世界に飛び出せ」と助言した。

会合には日本、中国、インドなど１４の国・地域から約１００人の学生が参加。
野依理事長（化学賞）や小林誠博士（物理学賞）、田中耕一氏（化学賞）ら５人の受賞者と
科学の将来や研究生活について１時間半にわたり意見交換した。

小林博士は「時間があれば何をしたいか」の質問に「自分の専門分野を超えて
多くの研究の話題に触れたい」と答え、科学に対する貪欲さを示した。

野依理事長は、科学の進歩にはさまざまな国籍や文化的背景を持つ研究者が必要だとした上で
「若いうちに世界に飛び出して多くのことを学んでほしい」と訴えた。

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2009092801000637.html