任せて!痴漢撲滅 県警女性警官150人がパトロール隊 大宮駅で出発式
多発する電車内での痴漢行為を防ごうと、県警は24日、JR大宮駅で女性警察官による痴漢犯罪撲滅パトロール隊の結成式を行った。
同隊は、今月30日まで県警が取り締まり強化期間に指定している痴漢犯罪撲滅対策の一環。
期間中は、150人の警察官が大宮や熊谷など県内の主要駅や電車に乗車して、警戒活動や被害相談などに対応したりする。
式では県警鉄道警察隊の秋山美穂子警部補が「痴漢犯罪の撲滅や被害者支援を推進します」と宣言。
同駅構内で被害防止を呼び掛けるチラシを配布した後、各電車に乗車してパトロールに出て行った。
県警生活環境1課によると、過去3年間の電車内での痴漢検挙件数は170〜195件。
今年も8月末までで106件と、ほぼ同数で推移している。
路線別ではJR高崎線が最も多く16件(8月末)。
以下、同宇都宮線(14件)、同武蔵野線(12件)の順。
時間帯では午前7時台が最も多く、仕事帰りの午後7時台や同11時台も多い。
最近ではインターネットの掲示板で痴漢を呼び掛けるケースもあるという。
パトロール隊の結成に合わせ、これまでは各警察署に配備してあった痴漢捜査のための鑑識道具の携帯用キットを、県内の全駅前交番(143カ所)や鉄道警察隊などに新たに配備。
素早い鑑識活動に当たり、正確な捜査を心掛けるという。
埼玉新聞
http://www.saitama-np.co.jp/news09/25/05x.html 痴漢犯罪撲滅のため、パトロール隊を結成した女性警察官たち=24日午後、さいたま市大宮区のJR大宮駅
http://www.saitama-np.co.jp/news09/25/05l.jpg