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米首都ワシントンに拠点を置く調査機関ピュー・リサーチ・センターが実施した調査で23日、メキシコ人の3人に
1人が機会があれば米国に移住したいと考えていることが分かった。
同調査では、メキシコの麻薬戦争が激しさを増す中で、多くの人が不法でも移住するかもしれないと回答。
また、57%のメキシコ人が、米国に移住した人はより良い生活を送っていると考えていることも分かった。
調査に参加した人の33%が、米国に移住したいかとの問いに「はい」と回答。18%が必要なビザがなくても
米国に行くかもしれないと答えた。
5月26日から6月2日にかけて、メキシコ全国で1000人との対面調査をしたリチャード・ワイク氏は「人々は
米国をチャンスの国だとみている。一方で、メキシコ国内の犯罪や経済、麻薬、汚職など多くの問題を心配している」と述べた。
米国には、約1190万人の不法移民が滞在し働いているが、そのほとんどがメキシコ人を含むヒスパニック系だ。
米国の世論では、不法移民にどう対処すべきか、意見が分かれている。
http://jp.reuters.com/article/oddlyEnoughNews/idJPJAPAN-11629220090924