全国にある戎神社の総本社・西宮神社で、「えべっさん」が船に乗って神戸の和田岬を参詣し、
400年ぶりの里帰りを果たしました。
兵庫県の西宮神社では、戦国時代、神社の領地を没収されてから長らく途絶えていた「船渡御祭」が
復活して今年で10周年になるのを機に、400年前の儀式にならってえべっさんを神輿に乗せ、
およそ15キロ離れた神戸市兵庫区の和田神社まで船で向かうことになりました。
「今年は自分らも行けるので楽しみ」(参加した市民)
その昔、えべっさんは和田岬の沖で漁師の網に掛かって引き揚げられたと伝えられていて、岬にある
和田神社はえべっさんのふるさとになります。
海の安全を祈る儀式のあとおよそ2時間の船旅を終え、無事に岬に到着、およそ300人の大行列を
引き連れ、400年ぶりのふるさとです。
来年も船渡御は行われる予定で、えべっさんも年に一度の「里帰り」を楽しめるということです。
(09/23 19:27)
MBS
http://www.mbs.jp/news/kansaiflash_GE090923172100280210.shtml