出居寿貴哉君（１１）　小６で暗算検定10段合格　「珠算も10段を目指す」　

　【佐野】界小６年の出居寿貴哉君は全国珠算教育連盟（全珠連）の暗算検定で、
最高位の10段に11歳６カ月の県内最年少で合格した。本県小学生の合格は３人目で、
これまでの記録は12歳５カ月。出居君は「珠算検定でも10段を取りたい。競技大会では
必ず全国制覇する」と意欲を燃やしている。

　暗算検定は掛け算、割り算、見取り算の３種目で、それぞれ３分間で40問を解く。
全種目２００点満点で、点数によって段位が決まり、10段は１９０点以上で合格する。

　小３でそろばんを始めた出居君はめきめきと頭角を現し、一度も落ちることなく昇段。
５月の第３３１回検定で10段に臨んだ。答案は県支部や本部のチェックを受け、８月に合格の知らせが届いた。

　「ゲームは飽きちゃうけど、そろばんは面白い」と話す出居君。週６日珠算塾に通い、
一日６時間前後練習に励む。検定だけではなく各種競技にも挑戦。８月に小山市で
開かれた全日本珠算選手権大会では、小学生として初の選手宣誓を行ったほか、
開催県の出場者の中で最高得点をたたき出し、地元小学生優秀賞も受賞した。

　数々の受賞歴を誇る出居君だが、そろばんを使って臨む珠算検定はまだ６段。
伝票をめくりながら計算する伝票算が苦手で、克服に努めている。「珠算10段を目指す。
（全国選手権で個人総合優勝する）全国制覇も中３ぐらいにはしたい。まずは
小学生日本一になりたい」と目標は高い。

http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20090921/209178
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