そろそろ日本も北欧型の経済モデルへ移行すべき。腹くくって高負担を受け入れろよ

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1 ノイズc(大阪府)

スウェーデン・モデル
http://www.gci-klug.jp/ogasawara/2009/09/18/006790.php

2009/09/18 (金) 16:38
 昨日の日経新聞の経済教室に日本総合研究所の湯元理事が、スウェーデン・モデルについて分かりやすく解説してくれています。お読みになりました?
「高福祉は高負担を通じて企業の国際競争力を弱め、国民生活をも貧しいものにしてしまう」
さあ、この意見に貴方は賛成しますか? 恐らく、多くの人が、そう思うことでしょう。湯元理事は、我が国ではこうした認識が一般的であろう、と言って話を始めます。
では、スウェーデンはどうなのか?
スウェーデンの国民負担率は、なんと70%なのだ、とか。何か信じられない数字です。国民負担率とは、所得のうち税金や健康保険料などが占める割合のことです。ですから、負担率が70%だということは、自由に使えるお金はたった3割だということです。

(注)ちなみに財務省の資料によれば、主要国の国民負担率は、
日本:38.9%、米国:34.7%、英国:49.2%、ドイツ:52.0% フランス:62.4%、スウェーデン:66.2% となっています。
で、その一方で、世界競争力ランキングでは、スウェーデンは世界第4位だと。ちなみに日本は8位なのだ、とか。
一見相矛盾するようなことが起きているように見えますね、だから、スウェーデン・パラドックスと言ってよい、と。
では、何故、そんなに高福祉高負担の国家の国際競争力が高いのか?
それは、倒産も解雇も当たり前に生じる資本主義の競争社会だから、だと。
企業に仕事がなくなれば、労働者は簡単に解雇される、と。
同時に、生産性が低い企業は、どんどん整理淘汰されるのだ、と。
結果、生産性の低い企業・業種から生産性の高い企業・業種に積極的に労働移動を促すことで、産業構造の高度化と人的資本の質的向上が同時に達成できた、と。
私、思いました。