・インターネットカフェで1年半暮らした少女の手帳には「我慢」と記されていた。
「高望みするとキリがない」という彼女の望みは、体を伸ばして寝ること、
1食500円の弁当を食べること……
▼これが日本の現実だ。
東京で昨年末、話題を集めた「年越し派遣村」村長を務めた湯浅誠さん(40)が高松市内で紹介した。
講演の最後には「貧困は社会全体の健全さの問題で、もっと身近にとらえる必要がある」と訴えた
▼しかし、「そうは言っても」という声もあるだろう。厳しい現実に直接触れる機会は多くない。
社会の問題ととらえるには多くの共感が必要だ。
現実の一端を伝えることで、誰かに届くきっかけになればと思う。
http://mainichi.jp/area/kagawa/news/20090917ddlk37070561000c.html