2chに実装してほしい機能

このエントリーをはてなブックマークに追加
1 ノイズ2(長崎県)

アプリケーションを実装する

 前回は,iPhoneアプリケーション開発を解説するにあたり必要な,オブジェクトの基本知識や開発の流れを紹介した。
今回は,アプリケーションの実装に入っていこう。今回紹介するのは,RSSを読み込み,
パースしてその一覧をテーブル内に表示する,という機能だ。

 パース・データとしてRSSを例に説明しているが,内容としてはXML全般に適用できる話である。
XMLでのWebアプリケーション連携を考える際には役に立つだろう。
iPhoneのXMLパーサー

 iPhoneには,近年の様々なスクリプト言語に見られる,全自動でオブジェクト化を行ってくれるような強力な
XMLパーサーは搭載されていない。だが,単純にXMLタグをパースしていくだけの単純なものであれば,
2通りの選択肢がある。

・libxml2 ライブラリ・NSXMLParser オブジェクト

 libxmlライブラリは,Linuxでよく知られた高機能なXMLパース・ライブラリで,多くのプラットフォームに
移植され利用されている。スクリプト言語などで実装されているXML処理系でも,このlibxmlをラッピングしたり,
内部的に利用したりしているものが多い。特徴としては,実績があり高機能であること,高速であることなどが
挙げられる。

 デメリットとしては,C言語のAPIであるためiPhone内で利用するためにはObjective-Cのオブジェクトを
適切に渡すためのラッピング・オブジェクトを改めて作成しなければならないという面倒さがある。

 それに対して,NSXMLPerserは,Objective-C用のAPIとしてiPhoneで提供されるFoundationフレームワーク内に
用意されているXMLのパーサー・オブジェクトだ。内部的にはlibxmlを利用している。
言ってみれば,libxmlのよく使いそうな機能をObjective-Cでうまく使えるようにラッピングしておいたもの,
といったところだ。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20090901/336321/?ST=system