日本航空は15日、同社の経営再建を議論する国土交通省の有識者会議(座長・杉山武彦一橋大学長)に、
今月末をメドにまとめる経営改善計画の素案を提示した。2011年度までの3年間で国内29路線を廃止、
神戸や静岡など国内7空港で路線運航から撤退する。国際線21路線と合わせ計50路線の廃止に踏み切る。
早期退職制度などを活用し約4万7000人のグループ社員のうち6800人を削減する。
国内線は静岡―福岡空港、神戸―羽田空港などの路線を廃止。国際線は関西国際空港―大連、関空―杭州など
赤字幅が大きい中国路線のほか、成田空港―ローマなど計21路線を廃止する。世界ではメキシコやサンパウロ
など9空港で路線運航から撤退する考えだ。 (07:00)
日本経済新聞社
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090916NTE2INK0615092009.html