◇来月、松山では全国フォーラム
行乞(ぎょうこつ)流転の俳人、種田山頭火の特集展示が、山口市の県立図書館で始まっている。山口、愛媛の両県立図書館による初の共同企画。
防府市生まれの山頭火は、1939年、念願だった俳人仲間、野村朱鱗洞(しゅりんどう)の墓参を松山市で果たした後、同市に庵を結び、翌40年、
57歳の生涯を閉じた。企画展は、俳句大会や講演会などでしのぶ「第18回全国山頭火フォーラム」が10月10〜12日に松山市で開かれるのを機に、実現した。
会場には、山頭火が39年に松山を訪問した時のインタビューが掲載された新聞記事など資料約50点が展示され、一部は貸し出しも可能。
山口県立図書館の仁田野茉莉司書は「山口では普段見ることのできない、山頭火の貴重な資料があるのでぜひご覧下さい」と話した。
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20090912ddlk35040403000c.html