手塚漫画のエロティシズム　ダークサイドの傑作　「奇子」

手塚漫画のエロティシズム　ダークサイドの傑作とは
【 09月11日(金) BS2 22:00 〜22:58 】
<1001
(c)手塚プロダクション

漫画家･手塚治虫が描いた作品世界を月ごとに異なるテーマで紹介していく番組｢週刊　手塚治虫｣。
2009年9月のテーマは、「闇と痛み」。今回は、「ひきこもり」の研究で有名な斎藤環をゲストに迎える。
斎藤が注目する作品は「奇子（あやこ）」。農村の旧家を舞台にし、家長が長男の嫁に生ませた私生児が主人公のこの作品を、
エロティシズムや恐怖といったダークなテーマと手塚漫画に登場するキャラクターの絵のタッチが初めて合致した「ダークサイドの傑作」と斎藤は評価する。
番組では、手塚作品の明るさだけではない、暗く深い、人間の本質に迫るような魅力を「奇子」を通して紹介していく。


http://www.j-cast.com/tv/2009/09/09049170.html

人間椅子

手塚治虫の昔のブラックなヤツって凄え浅いよ。
死にました、ハイ終わりって感じ。

百合としてはなかなかいいよ

きりひと参加は？

http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org121666.jpg

陰陽座スレか

奇子でもあったと思うけど、
同じ背景のコマをずらっと並べて人間だけが動いてる
定点カメラみたいな描き方って名前あるの？
誰がやり始めたとか知りたいんだけど

>>8
そう言う変な事（新しい事）やり始めたのはカミサマじゃね？

別に傑作でもなんでもない

「チッチのかわりに血ぃでたよ！」そんじゃとおもむろに破瓜のシーンがエロい

アポロの歌だろ

>>11
マジキチ

この作品は映像化は無理
題材が危なすぎる

息子の嫁を孕ませて、生まれた子を地下に監禁して
家族でヤリまくりの奪い合いの話だっけ
昔の田舎は似たような事があったんだろうな

すまん、百合は人間昆虫記の方だった

この前読んだけど最後がこええ

奇子の母親がエロかったな

>>14
お前大島渚とか見たことないんだろ？
「儀式」とか見てみ？

大島渚は阿部定のマンコに玉子入れる場面が強烈だった

>>14
原作に忠実に映像化したらモザイクとピー音だらけで予習無しでは楽しめないだろうな

どうせ部落スレになっちゃうんだろ

ラストでアヤコは座敷牢から出てどこへ行ったの？どうなったの？

>>15
なにそのエロ漫画

ぶっちゃけ下山事件の話はいらなかったよね。

近所の精薄娘が無残に殺される場面で泣きそうになる
下田警部の息子の名前で泣きそうになる

MWの映画とはなんだったのか
肝心なホモ描写が出来ないのに映像化しようとするなよクソが
馬鹿かスタッフは

>>26
おいマジかよただのバトル映画じゃねえか

アポロの歌の単行本が家にあるんだけど売れるの？

手塚の漫画を集めたいんだけど、何から集めるべき？

だらけで2-300円で売ってる

>>29
ＢＪのチャンピオンコミックス旧版
火の鳥は朝日ソノラマ版のジャンプサイズのやつ
ジャングル大帝・ブッダ・シュマリ・陽だまりの樹・きりひ賛歌・奇子・は適当に
この辺読んだら割とおなか一杯

「奇子」って、ナボコフの「ロリータ」を読んで、
日本に置きかえて翻案したもんだろ…
それでこんなすごい作品を作るんだから…

>>31
おｋサンクス

>>31
バンパイアとミクロイドSがねえぞ

>>31
アドルフに告ぐを外すのはありえないわ

きりひと賛歌でてんぷらの中でも生きられる女に監禁された時のエロ描写が未だに分からない。
あれって何時間も何日もフェラしたけど射精しなかったってこと？
それとも射精したけど快楽に溺れなかったってこと？
フェラ描写はあってもセクロス描写は無かったよねあれ

三つ目が通るはコンビニ版じゃないと全話そろわない

>>34
いやまだＷ３のが読めるレベル

>>35
それは忘れてた

MWとちがって、話自体が空中分解していて勿体ない。
奇子はエロくてよかったが、その周辺エピソードが上手く回ってないというか。

これも、ラストは何度か書き換えられてるんだよな。
俺が読んだのは愛憎版で、救いのある話に変えたと後書きにあった。
雑誌版は、奇子も死ぬん？

>>38
俺の持ってる大都社版は普通に生き残ってるな

ゐばさんかっこいいな

みんなシュマリを忘れがち

がうなだと

今日のABARA兼シドニアの騎士スレ

　　　さぁ　いつでもいいぞ！！　COME ON　zip！！

ｶﾞﾗｽの城の記憶・・・つづき描いてくれ

未完作品の続きを別の漫画家に書かせるシリーズを
やってみたらいいと思う

ＰＬＵＴＯ結構儲かっただろうし
田中圭一が昔グリンゴ2002書いてたよな

エロ漫画として認識してる

>>38
いろいろあるのか
奇子がみんなに復讐する話しか知らない

>>44
ヤメロ
やってることが同人ゴロと変わらない

長男の嫁が親父に寝取られ出産（その子が奇子）
兄妹で近親相姦
あうあうあーがかわいい

>>44
チャンピオンの黒歴史

そういやデビルマンも色んな作家に書かせてたな……

三つ目が通るの方がいやらしかったろ

手塚漫画って何気に近親相姦を思わせる描写が多いね。
なんか理由あんのか。

>>6
久しぶりに見たわ
秀逸すぎるｗ

手塚治虫の後世の評価が高いのは
こういう作品も多く残してるからだよね

エロイの？

陰陽座スレ

部落
近親相姦
拉致監禁
DV

>>51
単に根っからの悪趣味人だと思うがね
奇形・近親相姦・人形愛・動物性愛・皮膚病・特殊部落･･･
そんなネタがない作品の方が珍しいわ

宮崎　駿インタビュー（1）

●手塚治虫に「神の手」をみた時、ぼくは彼と訣別した

漂流している男のところに滴が一本たれ落ちる「しずく」（1965.9）
や「人魚」（64.9）という作品では、
それらが持っている安っぽいペシミズムにうんざりした。
かつて手塚さんがアトムの初期のころ持っていたペシミズムとは質的に違うと思って、
あるいはアトムのころはぼくが幼かったために
安っぽいペシミズムにも悲劇性を感じてゾクゾクしただけかもしれない。
その辺はもう確かめようがありませんが。要するに、残骸がそこにあった。
いくつかある小さな引き出しの中で昔使ったものを開けてみて、
ああこういうものもありましたよ、と出してきて作品に仕立てたという印象しかなかったんです。
それより以前に、「ある街角の物語」（62.11）という、
虫プロが最初に総力を挙げてつくったというアニメーションで、
バレリーナとヴァイオリニストか何かの男女二人のポスターが、
空襲の中で軍靴に踏みにじられ散りぢりになりながら
蛾のように火の中でくるくると舞っていくという映像があって、
それをみたときにぼくは背筋が寒くなって非常に嫌な感じを覚えました。
意識的に終末の美を描いて、それで感動させようという手塚治虫の”神の手”を感じました。
それは、「しずく」や「人魚」へと一連につながるものです。
昭和二十年代の作品では作家のイマジネーションだったものが、
いつの間にか手管になってしまった。

宮崎　駿インタビュー（2）

●手塚治虫に「神の手」をみた時、ぼくは彼と訣別した

これは先輩から聞いた話ですが、「西遊記」の製作に
手塚さんが参加していたときに、挿入するエピソードとして、
孫悟空の恋人の猿が帰ってみると死んでいた、という話を主張したという。
けれどなぜその猿が死ななくてはならないかという理由は、ないんです。
ひと言「そのほうが感動するからだ」と手塚さんが言ったことを伝聞で知ったときに、
もうこれで手塚治虫にはお別れができると、はっきり思いました。
ぼくの手塚治虫論は、そこまでで終わりです。
そのあと、アニメーションに対して彼がやったことは何も評価できない。
虫プロの仕事も、ぼくは好きじゃない。
好きじゃないだけでなくおかしいと思います。
いちいちそれを言葉に挙げていうのはしんどいから言いませんが、
「展覧会の絵」（66.11）も、何だこの映画と思ってみていた。
「クレオパトラ」（70.9）も、ラストで「ローマよ帰れ」と言うあたりに、
嫌味を感じました。それまでさんざん濡れ場ばかり一所懸命やっていて、
何が最後に「ローマよ帰れ」だと思って、
その辺に手塚さんの虚栄心の破綻を感じたんです。

宮崎　駿インタビュー（3）

●手塚治虫に「神の手」をみた時、ぼくは彼と訣別した

アニメーションに関してはこれだけはぼくが言う
権利と幾ばくかの義務があると思うので言いますが
これまで手塚さんが喋ってきたことというのは、みんな間違いです。
なぜ、そういう不幸なことがおこったかと言えば、
手塚さんの初期のまんがをみればわかるように、
彼の出発がディズニーだったからだと思います。
日本には彼の教師となる人はいなかった。
初期のものなどほとんど全くの模写なんです。
そこに彼は独自のストーリー性を持ち込んだ。
持ち込んだけれど、世界そのものはディズニーに
ものすごく影響されたまま作られ続けた。
結局、おじいさんを超えることはできないという
劣等感が彼の中にずっと残っていたんだと思います。
だから、「ファンタジア」を超えなきゃいけないとか
「ピノキオ」を超えなきゃいけないとか、
そういう強迫観念からずっと逃れられなかったとしか思えない
ぼくなりに解釈すれば。
興味としてみればわかるんです。お金持ちが趣味でやったんだと思えば・・・・。
亡くなったと聞いて、天皇崩御のときより”昭和”という時代が終わったんだと感じました。

三島由紀夫　「劇画における若者論」

いつのころからか、私は自分の小学生の娘や息子と
少年週刊誌を奪い合って読むようになった。
「もーれつア太郎」は毎号欠かしたことがなく、
私は猫のニャロメと毛虫のケムンパスと奇怪な生物ベシのファンである。
このナンセンスは徹底的で、かつて時代物劇画に私が求めていた破壊主義と共通する点がある。
それはヒーローが一番ひどい目に会うという主題の扱いでも共通している。
私だっておもしろいのだから、今の若者もこういうものを面白がるのもムリはない。

劇画や漫画の作者がどんな思想を持とうと自由であるが
啓蒙家や教育者や図式的風刺家になったら、その時点でもうおしまいである。
かつて颯爽たる「鉄腕アトム」を想像した
手塚治虫も「火の鳥」では日教組の御用漫画家になり果て、
「宇宙蟲」ですばらしいニヒリズムを見せた
水木しげるも「ガロ」の「こどもの国」や「武蔵」連作では
見るもむざんな政治主義に堕している。
いったい、今の若者は、図式化されたこういう
浅墓な政治主義の劇画・漫画を喜ぶのであろうか。
「もーれつア太郎」のスラップ・スティックスヲを喜ぶ精神と、
それは相反するではないか。
ヤングベ平連の高校生と話したとき「もーれつア太郎」の話になって、
その少年が、「あれは本当に心から笑えますね」
と大人びた口調で言った言葉が、いつまでも耳を離れない。
大人はたとえ「ア太郎」を愛読していても
こうまで含羞のない素直な賛辞を呈することはできぬだろう。
赤塚不二雄は世にも幸福な作者である。

手塚だからってのはあるよな
この作品を名の無い者が発表されたとしたらここまで評価はされない

>>59
なら宮崎よ
ナウシカでトルメキア兵にジルを殺させる意味もなかったんじゃないのか？

>>61
＞いったい、今の若者は、図式化されたこういう
＞浅墓な政治主義の劇画・漫画を喜ぶのであろうか。

今の作家にも聞かせたい言葉だな