日本の元首であり経団連の会長でもある御手洗様が鳩山と温の日中首脳会談を調整
中国の温家宝首相は9日、人民大会堂で、中国訪問中の御手洗冨士夫日本経団連会長ら日中経済協会訪中団(団長、
三村明夫新日本製鉄会長)と会談した。
民主党・鳩山由紀夫政権が発足することを踏まえ、温首相は「中日関係はこれまでの基礎のうえにさらに深化、進展を遂げると信じている。
鳩山氏に1日も早くお会いし、関係発展の方向性、協力分野について幅広く意見交換したい」と、日中首脳会談への意欲を示した。
温首相は「中国政府は中日関係を一貫して発展させることを重視しており、引き続きこの方針を堅持する」とも表明。
2年前の訪日時に日本国民から歓迎されたことにも触れ、「再び訪問する機会があればありがたい」と訪日の意思も示した。
これに対し、御手洗会長は「新政権は中国を重要な隣人としており、経済界としても新政権と一体となって日中関係の発展に努力したい。
温首相のメッセージは新政権に伝えたい」と答えた。
会談ではこのほか、環境分野を中心とした日中の経済協力や経団連と国務院(政府)の直接対話などについて意見交換した。
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090909/chn0909091353004-n1.htm