【画像有り】ファッション甲子園で3位の女子高生3人 しまむら教育長に入賞を報告
桜区の県立特別支援学校さいたま桜高等学園(黒沢民治校長)の家政技術科の女子生徒3人が、
先月23日に青森県弘前市で開かれた「第9回全国高校ファッションデザイン選手権大会」に県代表
として出場、アイデアとチームワークで見事に3位入賞を果たした。
全国大会に出場したのは、1年生の加藤美紀子さん(16)、鈴木智恵さん(15)、杉田華織さん(15)。
7日に県庁を訪れ、上田清司知事と島村和男教育長に入賞を報告。
リーダーの加藤さんは「まさか3位になるなんて思ってもいなかった。これからも勉強や作業学習を頑張りたい」と喜びを語った。
デザインを学んでいる全国の高校生が腕を競うファッションの“甲子園”。
同高でも、一般就労を目指した学習課題の一環として毎年デザイン画を応募している。今年、全国から集まった応募作は3783点。
持ち前の感性と色彩感覚を発揮した鈴木さんのデザイン画が、最終審査に残る41点のうちの1つに選ばれた。
「たくさんの色を使うことを心がけた」という鈴木さん。作品テーマは「おしゃれな人」。青・緑・黄色を配した鮮やかなミニのワンピースに、カラフルなタイツを合わせた。
デザイン画を基に、洋服に仕立て上げるまで約1カ月。3人は夏休みも返上して裁断や縫製作業に没頭した。
特にこだわったのはタイツの色。布用絵の具で何色にも塗ったタイツの上に、白いストッキングを重ねて独特の風合いを出した。
「何度も話しあって、全体の色と形のバランスを工夫しました」(加藤さん)。
大舞台でモデル役を務めたのは杉田さん。学校でポーズの練習をして、本番は1200人の観客を前に堂々したウォーキングを披露。
「とても緊張したけど、成功してうれしかった」と笑顔を見せた。
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