選択のあとに:09政権交代 比例当選者ら、笑顔次々 自民大物、目立つ「代理」
◇南関東・横粂氏「実感わいてきた」
ほぼ半数を民主党が占めた衆院選比例代表当選者への当選証書付与式が5日午前、
東京・霞が関の総務省で行われた。自民党当選者の多くが代理出席だったのに対して、
民主党は新人を中心に本人が顔を見せるケースが多く対照的。
証書を受け取った議員は改めて当選の喜びをかみしめていた。【篠原成行】
全国11ブロックの当選者は180人。神奈川11区で小泉進次郎氏に敗れたものの、
南関東ブロックで復活当選した新人の横粂勝仁氏は、開式15分前に会場入り。
緊張した面持ちで着席した。証書を受け取った横粂氏は「支えてくれたみんなの努力の結晶が
この証書だと思うと、当選の実感がわいてきました」と、選挙戦で日焼けした表情を引き締めた。
東京ブロックの新人で元葛飾区議の早川久美子氏は、「当選証書は思っていたよりズシリと感じた。
この重さをかみしめて忘れないようにしたい」と笑みを浮かべた。
また、石川2区で森喜朗元首相と大接戦を演じた、河村たかし名古屋市長の元秘書で新人の
田中美絵子氏(北陸信越ブロック)は、会場外で報道陣に囲まれた。
田中氏は「これだけ注目してもらって責任を感じる。
河村市長からは『これからも週に1度は地元で自転車遊説をするように』と言われました」と語った。
自民党で比例復活当選した東京1区の与謝野馨財務・金融相、東京10区の小池百合子元環境相、
北海道12区の武部勤元幹事長、岐阜1区の野田聖子消費者行政担当相らは、いずれも代理人が出席。
当選証書を受け取ると、足早に会場を後にした。
小選挙区の当選者には各都道府県選管で当選証書が渡された。
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20090905dde041010010000c.html