「花のいのちはみじかくて」 放浪記原作者の林芙美子の直筆発見
2009.9.5 20:04
林芙美子 森光子さんの舞台「放浪記」の原作者で、「花のいのちはみじかくて、苦しきことのみ多かりき」と
好んで色紙に書いた作家、林芙美子の直筆の詩稿が5日までに見つかった。
書かれた時期は不明だが、「花のいのちはみじかくて 苦しきことのみ多かれど 風も吹くなり 雲も光るなり」
とのくだりがある。
直筆と確認した北九州市立文学館副館長の今川英子さんは「この詩が色紙のフレーズのもとに
なった可能性がある。
これまで全集などに収録されておらず、貴重な発見だ」としている。詩稿は11日からふくやま文学館
(広島県福山市)で展示される。
今川さんによると、詩は原稿用紙1枚に万年筆で書かれ、全部で12行。本人の署名も添えられている。
林芙美子と親交があった「赤毛のアン」の翻訳者村岡花子さんの遺族宅に保管されていた。
http://sankei.jp.msn.com/culture/academic/090905/acd0909052005003-n1.htm