デンマークの研究者らが3日、太ももの細い人は、そうでない人と比べて短命になる傾向があるとの調査研究の結果を発表した。
英医学誌ブリティッシュ・メディカル・ジャーナルに掲載された同研究は、1987年と1988年に実施された大規模な医学的調査に
参加した男性1436人と女性1380人を対象に、12年以上にわたって経過を追ったもの。
太ももの外周が60センチ未満の人は男女とも12年以内に死亡した人が多く、46センチ未満のグループでは、
亡くなる確率がさらに高かったという。
これまでに発表された多くの研究では、体のどの部位に脂肪が付くかが健康に大きく影響するという結果が報告されており、
ウエストの周囲と内臓脂肪の関係などが指摘されてきた。
デンマークの研究者らは、太もものサイズも同様に健康のバロメーターになる可能性があると期待している。
一方、オーストラリアのイアン・スコット医師は、今回の統計は対象が極めて限られていると指摘。
太ももサイズを健康の指標と認めるためには、さらに大規模な調査が必要だとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090904-00000548-reu-int 【依頼:204】