【魚と遊ぼ】10年ほど前から釣り物のとぼしい夏に狙える魚として人気があるのがタチウオ。
埼玉・飯能市の高橋丈市さん(37=会社員)一家が、美しい銀色の魚とのやりとりを楽しんだ。
お父さんの高橋丈市さんは飯能市の出身。子どものころから遊びとして釣りに親しみ、
小学生のころはブラックバスやヤマメ釣り。主に磯で狙うイシダイなどの石物以外はすべてやる。
そんな釣り好きが高じて選んだ就職先は大手釣り具店の「上州屋」。現在は青梅店の店長さん。
一方の陽子夫人(38)は山口県出身。釣りは子どものころ、親に連れられ遊んだことはあるが、
ご主人と付き合うまではやったことがなかった。
それが、「デートといえば釣り」になり、新婚旅行はモルディブで一緒にGTを狙っていた。
そんな両親の元に生まれた子どもたち。長女の美羽(みう)ちゃん(9=小4)は、沖釣りを8回経験。
長男、海地(かいち)君(7=小1)は、4回目。だが、タチウオは丈市さんを除いては全員初チャレンジ。
平日の釣行だったが、あいにく船は満席。親と子が交代で竿を出すことにした。それがよかったのか、
親子で和気あいあいと釣りを楽しんでいる。
普通なら、見かねて吾作も子どもに手を貸したりするのだが、それもはばかられるほど仲の良い雰囲気で竿を出す。
ただ、残念なのは、この日は船中で1〜11匹と絶不調の日に当たり、なかなか当たりがでない。
そんな中でも丈市さんはお父さんの面目躍如。立て続けに数匹釣り上げ余裕で娘と交代。
美羽ちゃんは大サバを釣ったり、なかなか合わせがうまくいかず、お父さんに掛けてもらって引きを楽しんだ。
海地くんは、ライトタックルとはいえ身長の割合からすれば“豪竿”ともいえる竿を両手で支え、
親の手を借りずに釣り上げた。竿を放さぬ海地君のため最後まで釣りができなかった陽子夫人も納竿間際、
わずかな時間にヒット、大サバ数匹とタチウオ10匹は、おじいちゃんとおばあちゃんに分けても食べきれないほど。
高橋一家は、GWと夏休み、ワカサギと年3回は家族そろって釣りを楽しんでいるのだそうだ。
http://www.sponichi.co.jp/society/special/fishing_news/fishing_news/KFullNormal20090903165.html