コンテナ船で国内初の女性船長…わずか5年のキャリアで異例の抜てき/神戸〜広島

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1 ノゲシ(京都府)

内航路コンテナ船で国内初の女性船長 神戸-広島 

 神戸-広島を結ぶ内航路のコンテナ船で、国内初の女性船長が誕生した。通常はおよそ10年はかかるといわれる船長就任。
男性が9割以上といわれる業界の中で積極性や人柄が評価され、わずか5年のキャリアで異例の抜てきを受けた。
「船にいる時間が何より好き」と話す女性キャプテンは真っすぐ海を見据えてかじを取る。(前川茂之)

 香川県観音寺市の三原汽船に勤める寺田美夏さん(28)=千葉県市川市。高校3年生のとき、雑誌に出ていた船員の姿に
目が留まり、船員を志すきっかけとなった。「体と頭を両方使うのが船乗り。かっこいいと思った」という。
静岡の海上技術短期大学に入学、卒業後同社に入社した。

 当初は船酔いが治まらず、年配の男性船員には「どうせ結婚したら辞めるんだろう」と、見られたこともあった。
それでも海に出れば気持ちは自然と前向きになれる。大海原から昇る太陽や疾走する船の周りで飛び跳ねるイルカ、
瀬戸内海に浮かぶ緑の島々…。「船に乗る時間が本当に好きでたまらないんです」と笑顔を見せる。

神戸新聞
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