J2ベガルタ仙台は30日、ホームで岐阜と対戦する(18時、ユアスタ)。前節ま
で今季35試合フル出場のDF渡辺広大(22)は岐阜戦に出ると、昨季の5試合を
含め節目の公式戦40試合連続出場(入れ替え戦を含む)となる。急成長したベガ
ルタ5年目は、約2年4カ月ぶりの首位を狙い“政権交代”を果たすつもりだ。チー
ムは29日、仙台市泉区の泉サッカー場で約1時間半の最終調整を行った。
40試合連続出場へ−。ベガルタのセンターバックで連続試合出場の最長記録を更
新し続けるDF渡辺が、岐阜戦に闘志の炎を燃やす。
「ちょっとは成長できたのかと。試合の結果も伴うことが必要だと思います」
謙虚な22歳は自身の記録よりも、チームの成績を第一に考える。昨年12月6日の
草津戦から積み重ね、30日の岐阜戦で到達する節目の40試合連続出場。DF木谷
公亮(30)が持っていた2005(平成17)年5月28日福岡戦から10月29日札幌戦ま
での26試合連続を大きく上回っている。
DF陣の奮闘している証が、J2今季最少失点(29点)。イエローカード残り1枚で1戦
出場停止となるが、「ここで止めなきゃという場面がありますから。覚悟して止めないと」
と記録に固執せず、積極果敢にブロックし続ける。
「(GK林)卓人、エリゼウなど周りの選手に助けられています」。他のDF陣に感謝した
渡辺だが、暑い夏場にバランスよい食事を摂取し、ベストの76キロ前後を維持した。お湯
と冷水に繰り返し入る交代浴で疲労回復に努めるなど、ピッチ外でもサッカー最優先の生
活だ。
29日は、4強のうち湘南と甲府がそれぞれ勝ち、勝ち点3をゲット。両チームとも勝ち点70、
得失点差25で並ぶが、総得点で上回る湘南が暫定ながら首位、甲府が暫定2位となった。
得失点差で両チームを上回るベガルタは、30日の岐阜戦に勝てば再び湘南、甲府を抜いて
上位に浮上する。(以下ソース)
http://www.sanspo.com/soccer/news/090830/sca0908301220009-n3.htm