念願の初優勝に向けて――ワセダが2年連続で決勝への切符を手にした。
昨日と舞台が変わり駿河台大学で行われた東日本学生ホッケー選手権(東日本インカレ)準決勝はワセダが慶大に2−0と完封勝ちし、決勝に駒を進めた。
先制の起点となったのは手負いのエースだった。
開始早々の前半1分、全治2週間のけがを押し出場するMF奈良美理(スポ3)が前線にボールを上げる。
FW井上陽子(スポ3)がすかさず放ったシュートのこぼれ球をFW芝原美沙希(人1)がパス、最後はFW狐塚実織(スポ3)が押し込み、あっさりと先制点を奪った。
「美理がいることで安心してプレーができる」とGK寺田真衣子主将(スポ4)も言うように彼女の存在感はチームに無くてはならないものとなっている。
続く前半26分にPC(ペナルティコーナー)からDF高城千佳(教2)が中押しの1点を決めると、前半はそのままホイッスルが鳴った。
FW狐塚。開始1分に得点しワセダに勢いを与えた 後半に入り、慶大もワセダのゴールに猛攻をしかける。
何度もサークル内に攻め込まれるも、PCや得点を与えることなく守り続けた。
一方、ワセダも幾度とない攻撃のチャンスがあったものの、サークル内での拙攻が目立ち、追加点を奪えない。
試合は均衡し2−0でそのままタイムアップとなった。
きょうの試合では昨日と同じく後半の弱さが露呈した試合となった。
決勝で戦う駿河台大にも春季リーグでは後半得点をあげる事ができず、敗戦している。
「最後の最後まで気を抜かずにやるのがポイントだと思います」(錦織拓監督=平6卒)と言うように悲願の初優勝のためには後半の踏ん張りが不可欠となるだろう。
去年シルバーは手に入れた。あす、ワセダは全てを尽くして栄冠に向かう。
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