新潟県産苺使った飲むヨーグルト開発 国体で全国へPR

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1 プリムラ・ダリアリカ(千葉県)

 新潟県産イチゴ「越後姫」を飲むヨーグルトに加工して、全国展開の足掛かりにしようという食材提案会が26日、新発田市の月岡温泉で開かれた。
県内の乳業メーカーの協力で製品化した飲むヨーグルトを、9月に行われる新潟国体で新発田市を訪れる選手・役員に試飲してもらう。
旅館組合にも協力を求め、観光客にPRする。「デリケートで輸送が難しい、越後姫を売り込む絶好のチャンス。
イチゴ農家にとっても付加価値を高めることで生産振興に役立つ」と、新発田農業普及指導センターの倉島裕普及員は期待を込める。

 「新発田とっておきの味」商品開発実行委員会(新発田市、JA北越後、(有)ヤスダヨーグルト、新発田地域振興局で構成)が県の単年度事業を受け、
イチゴ「越後姫」の加工開発とPRを目的に取り組む。

 提案会には月岡温泉旅館組合のメンバーら40人が参加した。

 ヨーグルトを製造したヤスダヨーグルトの神田光雄製造部長は「今まで県外産イチゴを使ってきたが、県産イチゴは好材料になる。
ヨーグルトは女性がターゲットになるので、果肉を入れて特徴を出した」と、デザインなどにも工夫を凝らしたという。

 国体期間を中心に国体シンボルマークの「トッキッキ」シールを張った150ミリリットル入りを5万6000本用意し、試飲と試験販売を行う。
ヨーグルト中には約6%のイチゴが原料として使われている。

 倉島普及員は「越後姫を県外に広げたい。生産量が少なく単価も高いため加工に向けられなかったが、ヨーグルトと生果の越後姫も売り込みたい」と話した。

 試飲した旅館の女性従業員は「ヨーグルトは女の子が大好き。越後姫も好きだし、このヨーグルトもおいしい」と話していた。
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin8/article.php?storyid=10141