議長経験者の再登板か
市議会9月定例会が9月3日(木)開会
平成21年秦野市議会9月定例会が9月3日(木)に開会する。会期は10月2日までの30日間で、
定例会の初日には慣例の正副議長人事が行われる見通し。現在、人選に向けて各会派間では
さまざまな駆け引きが繰り広げられている。
昨年9月の市議会において指名推薦で議長に就任した山口金光議長(3期・民政会)は、慣習に
より定例会初日の本会議で辞職する見通し。
複数の議会関係者への取材や実情を加味すると、当選回数の多い議長経験者の再登板説が
有力。来春、県立秦野戸川公園を式典会場に開催される「第61回全国植樹祭」の年の議長に
あたることから、議長経験者の一部議員からはベテラン議員の議長を望む声がある。
議長候補の最有力に名前があがっているのは、5人の議員を擁する第二会派、民政会の会派代表、
諸星光氏(7期)。また、高橋文雄氏(8期・自民クラブ)の名前もあがっている。
一方、議長と同様に辞職すると見られる高橋照雄副議長(2期・秦政会)の後任には、同じ最大会派で
代表の村上茂氏(2期)が有力。このほかに、3期で副議長経験のない木村眞澄氏(市政会)や平沢信子氏
(公明党)の名前もあがるが、他会派との強力な調整が不可欠。さらに、2期で副議長の経験がない議員が
村上氏を含めて5人おり、本会議まで各会派や議員間の思惑が絡んだ駆け引きが続く。
1年任期が慣例
地方自治法には「議長及び副議長の任期は議員の任期による」と規定されているが、秦野市では昭和52年
以降、正副議長の「1年任期」が慣例化している。これは、正副議長が市議会を代表する立場でさまざまな席に
招かれるほか、公用車が与えられるなど「名誉職」ともいえる特権があり、市議会では慣例で「持ち回り」にし
てきた背景がある。
http://www.townnews.co.jp/020area_page/04_sat/02_hada_sat/2009_3/08_29/hada_top1.html