ムスタファ・ケマルとトルコ革命って20世紀の奇跡だよね。それに比べて明治維新(笑)ときたら
1 :
フリージア(catv?):
【依頼223】
本書は、トルコ人なら誰でも知っていながら複雑な構造を
叙述で立体化できなかった「独立戦争」を 劇作家のオザクマン氏が鮮やかに描いた作品である。
トルコでは百万部のベストセラーになった。
とにかく戦後のトルコには何もなかった。兵士らはボロの軍服ではだしの者さえおり、
民衆は飢えで絶望の淵にあえいでいた。その兵器・弾薬は連合国に押収され、
英国に供与された近代装備で身を固めたギリシアの敵でないかのように思えた。
トルコの首都アンカラ目指して遠足気分で出征する者も多かった。
著者はムスタファ・ケマルことアタテュルクへの敬意を隠さないが、決して崇拝に陥っていない。
そして、国会の保守派議員、新たな戦争の性質を理解できない守旧派の
将軍にも厳しい目を向ける。 同時に、ギリシアの政治家や将軍の動向にも注意を払い、
ギリシア軍の戦略思想が硬直し時代遅れだった点を 冷静に描くあたりが本書の真価である。
ケマルがギリシア軍を討ち負かしたのは、 領土防衛において「守備の要」という概念を否定し、
国土を面として守るという発想に徹したからである。柔軟な国防戦略に立脚した対ギリシア作戦の
クライマックスこそサカリヤの会戦であり、その描写は本書の圧巻である。 倍以上の敵相手の
延翼運動と他方における陽動作戦の組み合わせは、少し前の日露戦争の奉天会戦とよく似ている。
両軍とくに観戦武官まで派遣し日露戦争をよく研究したトルコ軍が児玉源太郎ら
満州軍総司令部の立案した作戦に学んだことはまず間違いない。
このあたりの戦史的な記述や関心がないのが日本人として残念である。
とはいえ、一九二一年八月から九月のサカリヤ会戦、二二年八月から九月まで
ギリシア軍を殲滅する「大攻撃」の叙述は、将軍間の確執、若い男女のロマン、
無名のアナトリア農民の愛国心、国王への忠誠心をもたぬギリシア軍司令部の退廃、
英国の機嫌をうかがう卑屈なスルタンの姿など人間ドラマの数々に溢れている。
日本人にはなじみの薄いトルコの一大歴史ドラマとして広く読まれることを期待しておきたい
http://mainichi.jp/enta/book/news/20090823ddm015070024000c.html
2 :
ハナイバナ(新潟県):2009/08/24(月) 18:34:20.49 ID:dN/oukGE BE:215826023-2BP(3412)
ちょこっとだけな
3 :
シンビジューム(広島県):2009/08/24(月) 18:39:03.09 ID:5bIJAjTN
瀕死の病人と言われ、領土もどんどん失って
極めつけに第一次世界大戦の敗戦国
さすがに根本的な革命が支持される土壌があったってことだろ
4 :
チリアヤメ(関東・甲信越):2009/08/24(月) 18:40:58.41 ID:y6tvyg11
見初めた彼女は奴隷の身〜
ところが僕には金がない〜
5 :
クレマチス・モンタナ(神奈川県):2009/08/24(月) 18:43:27.19 ID:rOIZRhlo
邦題がクソ
出版社売る気無いだろ
アタテュルクがいなければ、今頃トルコはイスラムの主要国家としての
それなりの地位と発言力もあったのに、なんとも惜しまれる。
エンヴェル将軍は何をしたかったのか
8 :
ピンクパンダ(山梨県):2009/08/24(月) 18:45:56.28 ID:jopQSju3
豹の名前か
9 :
タマザキサクラソウ(神奈川県):2009/08/24(月) 18:46:47.19 ID:Aof1Nem0
ガリポリでは頑張ったね
10 :
ヒメスミレ(関東・甲信越):2009/08/24(月) 18:48:06.60 ID:pN1Cssco
瀕死の重病人
眠れる豚
あと酷い国のあだ名ある?
11 :
フリージア(神奈川県):2009/08/24(月) 18:50:05.32 ID:b+sY/j1h
ケマル関係の書籍ってむこうじゃ山のようにあるらしいけど
なぜか日本には全然無い(大島氏のケマル・パシャ伝くらいか)よな
ジャップ特有の白人コンプから
有色人種に学ぶことはねぇよwwとか思ってるんだろうか
ケマルアタトリュク
13 :
トウゴクシソバタツナミ(岡山県):2009/08/24(月) 18:54:46.50 ID:QRiU6mCk
>>11 むこうってどこだ??
ケマルを公然と侮辱すると法律によって処罰されるのに、崇拝には陥っていないとかいっちゃうのはなんでなんだ
14 :
オンシジューム(鹿児島県):2009/08/24(月) 18:58:47.77 ID:b3lni/Mm
ウィイイブラヒィイイイムゥ イイイイブラァアヒイィイイイムゥウウンンナッ
15 :
クチベニシラン(石川県):2009/08/24(月) 18:59:54.93 ID:z+2PglrO
>>11 有名な作家が取り上げてエンターテイメント小説でも書いてたりすれば
ちょっとは違ったんだろうけど、ずっと中国と日本ばっかりだったし
西洋戦記モノですら最近描く奴が出てきたばかりだからな
16 :
ロウバイ(新潟県):2009/08/24(月) 19:19:04.04 ID:WC4G+Sb1
>>1 ロクに反撃もできず新政府軍に蹂躙された会津民涙目wwwwww
17 :
フリージア(神奈川県):2009/08/24(月) 19:20:02.64 ID:b+sY/j1h
>>13 むこうって海外だよ
日本でヒトラー評の本がいっぱいあるように
むこうにはケマル評の本がある
アタトゥルク評はどうでもいいけど、
トルコのお札の肖像はめちゃくちゃ格好いい。
デノミ前のだけど、全種類新札でコレクションしてしまった
19 :
ビオラ(長屋):2009/08/24(月) 19:34:01.25 ID:/YcXvyiw
ケマルが神格化されてるのは功績もさることながらイケメンだからだろうな
金正日が同じことをしたところでさほど人気は出まい
20 :
ツメクサ(長屋):2009/08/24(月) 19:39:52.36 ID:JafUKmjK
ゲバラとかもそうだよな
21 :
イカリソウ(大阪府):2009/08/24(月) 19:40:13.16 ID:R0tUEAEc
>>17 北朝鮮? トリニーダード・トバゴ? レソト?
全お札がアタテュルクなぐらいだからなー
明治天皇を尊敬して明治政府の近代化を参考にしたんだよね