http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200908240048.html 定年退職者や高齢者が集う「大人の寺小屋」が、広島市中区東白島町に誕生した。
地元の洋菓子店経営隠居主也(きみや)さん(62)が、所有する雑居ビルの一角に設けた。
参加者は生涯学習や趣味を通して、仲間をつくる。
17日夜は週1回の「討論の日」に、50〜70代の男女9人が参加した。テーマは「色気」。
「文字の美しさが大切だ」など、年齢にとらわれない人間的な魅力について語り合った。
「ご意見番」の太光寺(西区)の東和空(わこう)副住職(45)は「苦労が色気を生む」と説いた。
参加した南区の向井絹代さん(67)は「話し下手だけど毎週が楽しみ」と喜ぶ。
討論の日は裁判員制度などの時事ネタや政治も取り上げる。参加費千円。
隠居さんは5月、店舗近くの3階建て雑居ビルを購入した。1、2回はイベントスペースや
貸し会議室として使う。高齢者たちが気軽に出掛けたくなる場として、
3階に寺小屋を開いた。