神戸市内の高校生がプロの演劇人とともにつくりあげる公演「ゴー!ゴー!ハイスクール」が22、23日、
同市兵庫区新開地5の神戸アートビレッジセンターである。
高校を舞台に、等身大の感覚や言葉で紡いだ青春ファンタジー。
生徒たちは上演に向け、けいこに励んでいる。
企画したのは、神戸出身の女性5人でつくる演劇ユニット「TAKE IT EASY!(テイク・イット・イージー)」。
彼女たちは高校の演劇部時代に知り合ったといい、今の高校生たちにも学校の枠を越えて舞台創作を体験してほしいと考えた。
市内8校の1〜3年生計17人が参加。演劇経験のない生徒もいるが、プロの指導を受け、演技と裏方の両方を務める。
6月から3回のワークショップを経て、夏休み中はほぼ毎日、けいこに励んでいる。
書いた願い事が実現するという“伝説の黒板”が高校に出現したのを機に、生徒会や七不思議研究部、忍者部などが騒動を起こすストーリー。
粗筋はユニットが用意し、せりふや動作は参加者が考えた。
ユニットのメンバーも出演し、代表の山根千佳さん(32)は「高校生のリアルな感性に刺激を受け、一人一人の個性が生きる作品を目指した」と話す。
演劇経験がない葺合高2年の女子生徒(17)は「仲間がいてこそ演劇は成り立つと実感した。
芝居が好きな気持ちでつながり、楽しい」と話している。
22日は午後1、5時、23日は同1時開演。前売り一般1000円(当日200円増)、高校生以下500円(同)。
神戸アートビレッジセンターTEL078・512・5500(神谷千晶)
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