中国人被告の初公判=夫と替え玉ら3人殺害−大阪地裁
2001年に大阪市の加藤善一郎さん=当時(77)=が失跡し、替え玉の男性2人が死亡した事件で、
3件の殺人罪などに問われた加藤さんの妻で中国籍の尹麗娜被告(53)の初公判が17日、大阪地裁(長井秀典裁判長)で開かれた。
尹被告は殺人について無罪を主張した。
尹被告は国際手配中だった07年、東京都内で逮捕され、加藤さんの財産をだまし取った詐欺罪などで計8回起訴された。
公判前整理手続きで、来年1月まで47回の期日が決定している。
被害者のうち加藤さんは被告と同居していた部屋の押し入れから大量の血痕や骨格筋の一部が見つかり、
加藤さんの替え玉にされた高木清さん=同(71)=は大阪府内で遺体の一部が発見された。
起訴状によると、尹被告は加藤さんの遺産相続を狙い、01年10月ごろ、同居していた大阪市中央区のアパートの部屋で加藤さんを殺害。
02年1月までに高木さん、2月に、もう1人の替え玉近藤晃さん=同(69)=をそれぞれ殺害したとされる。(2009/08/17-12:11)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2009081700020