【神奈川】育苗ベンチ更新 良質苺生産へ

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1 ヒヨクヒバ(千葉県)

 【神奈川・伊勢原】JAいせはらイチゴ部会はこのほど、伊勢原市内にある共同増殖ハウスで、
8月下旬から始まる親株の共同管理を前に、育苗ベンチの更新作業をした。

 更新したのは幅1.8メートル、長さ15メートルが2列ある育苗ベンチ。従来より高さが10センチ低く、
親株のプランター位置も下がり、栽培管理がしやすいのが特徴だ。

 良質でおいしいイチゴを生産するためには、ウイルスに感染していない無菌苗を確保することが重要。
共同増殖事業は、1982年度に「いちご無病株増殖事業」として生産者33人で始まった。
県と市の補助を受けて2棟の増殖ハウスを設置。研究機関から導入した親株を毎年、共同で管理し、
増殖した株を部会員に配っている。

 県内で共同増殖育苗施設を持つのは同市だけ。イチゴ部会の生産者は21人で、「さちのか」「とちおとめ」
「紅ほっぺ」を中心に栽培する。ほとんどをJAの農産物直売所へ出荷している。

 山田正男代表は「良質なイチゴ生産へ向け、無菌苗の増殖に取り組みたい」と話した。
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin8/article.php?storyid=9969