夢咲トンネルが開通…大阪湾・人工島の道路網完成
大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)と咲洲(さきしま)を海底で結ぶ夢咲トンネル(2・1キ
ロ、無料)が1日、開通した。ベイエリアの人工島を結ぶ道路網はすべて完成したが、夢
洲自体の開発は先送りされたままで、当初見込んでいた1日2万8000台の通行量達成
は困難とみられる。
大阪市などによると、同トンネルは片側2車線で、国と大阪市が総事業費1060億円
をかけて整備。夢洲―咲洲間の所要時間は、舞洲、天保山を経由する現行ルートの半分(
約10分間)に短縮される。
1983年に立案、「大阪五輪」も当て込んで2000年に着工されたが、当初予定さ
れていた夢洲の居住区計画は白紙となり、同トンネル内を並走する地下鉄も建設のめどは
立っていない。
この日午後、開通式のテープカットをした平松邦夫・大阪市長は「世界に向かって開か
れた港として発展してほしい」と述べた。
http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20090802-OYO1T00310.htm?from=main2