【自分は価値がない人間】 うつ病、統合失調症患者あつまれ〜
【病院の実力】精神科 15%が経験するうつ病
周囲のサポート大切
今回の「病院の実力」は、精神科のある主要病院にアンケートした。
岩手版では、精神科の代表的な病気のうつ病や統合失調症などの昨年1年間の新規患者数と、
患者のカウンセリングや社会復帰を支える臨床心理士、精神保健福祉士の人数を掲載した。
うつ病 うつ病は、気分の落ち込みや意欲の低下、不安、焦燥、不眠、食欲不振などが続く病気。
しびれや痛みといった異変が体に生じたり、「自分は価値がない人間」などと思い込んだりすることもある。
発症時期は、20〜30歳代と50歳代前後の二つのピークがある。
15%前後の人が一生のうちに1度はかかるとされ、自殺の大きな原因でもある。
治療は抗うつ薬、睡眠薬、抗不安薬などで行うが、カウンセリングも重要だ。
急性期の症状は1〜3か月で治まり、完治する人も多い。
統合失調症 統合失調症は、高校生や大学生など20歳代までに発症するケースがほとんど。
幻覚と妄想が代表的な症状となって現れる。国内の患者は70万人を超える。
幻覚では、誰かが自分の悪口を言っている声が聞こえてくるなどの幻聴が多く、
幻が見える幻視はまれだ。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/iwate/news/20090801-OYT8T01168.htm