「ジャンボ」の愛称で知られるボーイング747型の中で、機長と副操縦士
航空機関士の3人で乗務する「在来型(クラシック)」が、この夏で日本の
空から姿を消す。70年に日本に導入され、大量輸送時代を支えたクラシックは
デビューから40年。多くの時代の節目に立ち会ってきた。だが航空機の主力は
燃費のいい中・小型機へのシフトが進み、世代交代の潮時を迎えた。
「ずんぐりしていて格好悪いなあ」。クラシックを初めて見た印象を、日本航空
(JAL)系のJALウェイズ副社長の下枝堯(たかし)さん(63)はこう
振り返る。68年に自社養成パイロットの1期生としてJALに入社。最初は
「スポーツカーのようにスタイリッシュ」な727型に乗務していただけに
2階建てで頭の大きい機体は「鈍くさい」と思えた。ところが75年に747の
副操縦士に。乗ってみると、操縦席の高さはビルの3階ほどで気持ちがいい。
安定していて「キャデラックのようだ」と思い直した。80年12月には
世界でもまれな34歳の若さで機長になった。
クラシックで忘れられないのは85年、520人が犠牲となった群馬・御巣鷹での
墜落事故だ。事故機の機長はかつて、海外拠点で同じ職場だった。副操縦士は
自社養成の後輩。機関士は1週間ほど前に一緒に乗務したばかりだった。以来
御巣鷹の尾根にはほぼ毎年、登っている。
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