前理事長らに27億円請求=文科省に改善報告−漢検協会
7月27日15時29分配信 時事通信
日本漢字能力検定協会(京都市)をめぐる背任事件で、鬼追明夫理事長は27日、
背任罪で起訴された前理事長親子と関連企業4社に約27億円の損害賠償を求めたことを明らかにした。
鬼追理事長は京都市内で開いた記者会見で「先方の対応によっては裁判をしないといけない」と述べた。
協会は既に、前理事長の大久保昇被告(73)と長男で前副理事長の浩被告(45)が代表を務める企業4社との取引について、
本部ビルの賃借を除き解消。協会から過剰な支払いがあったなどとして、今月中旬に過去10年分の損害賠償を2人と4社に請求したという。
会見に先立ち、鬼追理事長は、新体制発足から100日余がたったことを受け、文部科学省に運営改善状況を報告。
板東久美子生涯学習政策局長に「できるだけ誠実に対応したつもりです」と伝えると、局長は「手を緩めることなく、改革の努力を続けてもらいたい」と応じたという。
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