上野原市秋山の県道沿いにある野菜直売所「しょうちゃんの山菜のお店」=杉本仁子代表(67)=が評判を呼んでいる。野菜が無農薬で栽培されていることや、
店頭に立つ藤本祥司さん(67)=同市秋山=の気さくな人柄が人気の理由だ。
同店は杉本さんが多くの人に無農薬の野菜を味わってもらおうと、2006年4月にオープン。杉本さんと小中学校の同級生で定年後に都内から移り住んできた藤本さんが、
売り子を務めている。
直売所では、杉本さんが栽培したナスやピーマン、トマトなどの野菜を販売。種類は季節により異なるが、多いときには30種類ほど。火、木、土曜日の午後1〜5時の営業で、
販売日の午前中に杉本さんが自ら収穫し、店頭に並べている。
直売所がある県道は都留市と上野原市をつないでいて、神奈川県相模原市や富士吉田市に向かうドライバーが比較的多く、杉本さんは「効果的に顧客を獲得できた」とみている。
店舗脇にはテーブルも設置され、地域住民の交流の場にもなっている。
杉本さんによると、直売所をオープンした当初は、売れ残る商品が多かったが現在は営業開始数時間で商品が売り切れるほど。定期的に訪れるリピーターも多いという。
杉本さんは「無農薬で安心の野菜を多くの人に味わってほしい」と話している。
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2009/07/25/1.html http://www.sannichi.co.jp/local/photo/200907/20090725_01_1.jpg