コンボイに憧れた少年、真似してガソリンを飲み続け池沼にトランスフォーム

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1 セントウソウ(神奈川県)

映画「トランスフォーマー(中国では「変形金剛」)」に出てくるキャラを真似て、こっそりと
ガソリンを飲み続けていた14歳の少年が、依存症と知力低下を引き起こして入院すると
いうできごとがありました。

この少年は四川省宜賓市興文県に住む暁方(仮名)で、学校の成績はよく、家でもテレビ
やVCDプレイヤーが壊れたときには簡単な修理などをおこなっていたといいます。
またアニメも大好きで、「トランスフォーマー」に出てくる「大黒柱(コンボイ?)」や「大黄蜂
(バンブル?)」などのキャラがガソリンを飲んではパワーアップする姿にあこがれた少年
は、自分でもガソリンを飲んだということです。

父親の陳大海によると、妻の何開琴は以前、家の前に雑貨などをならべた露店を出して
小商いをしていたそうです。ところが、ひと箱に50個入ったライターの在庫が2、3日のうち
になくなっているということが2004年の春頃起こりました。露店ではこんなに売れません。
家のまわりに空になったライターが落ちているのに気づいた何が様子をうかがっていたと
ころ、息子の暁方がライターを鼻に押し当ててガスを吸っているのを見つけました。
このことで陳から叱責された暁方ですが、10月には陳の所有する単車のタンクからガソリ
ンを抜いて、ペットボトルに入れてそれを吸っていた姿も見つかっていました。

こうしたことから、もともとガス中毒の気があったと思われる暁方は、昨年中国でも大ヒッ
トとなった、映画「トランスフォーマー」を観たことがきっかけで、一度にミネラルウォーター
のボトル2、3本を飲むようになり、今年になって近隣の家の単車からガスを抜いていたの
が見つかったため、宜賓市第四医院で診察を受けました。
しかし暁方は医師の前で簡単な計算もおこなえず、知力障害がみられたために入院させ
られたとのことです。またガソリンを飲む理由については、「パワーアップするため」と答え
たそうです。

医師の彭厚全によると、暁方はアルコール依存ならぬ「ガソリン依存」にかかっており、
かつガソリンに含まれる鉛が成長過程にある暁方の脳を損傷していると考えられ、とりあ
えずは依存症がおさまるまでは入院による観察治療が必要だと述べています。
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