ドイツ 商品などのCO2排出量表示について検討開始
ドイツのベルリンで、7月2日、「商品・サービスのCO2排出量の表示」をテーマとする会議が開催され、カーボンフットプリント(CO2排出量)の
統一表示について議論が行われた。会議では、ドイツ連邦環境省の委託を受けたエコ研究所が案を発表し、研究者、企業や関係団体などから集まった約200人が、これをもとに検討を行った。
ドイツ連邦環境省と連邦環境庁は、エコ研究所と経済界の一部と共同で、製品やサービスのCO2排出量表示を希望する企業のための手引書を作成中である。
原則として、製品やサービスについては、CO2排出量だけを表示するのではなく、土地利用や水消費量、有害物質など、環境関連の全てのデータを表示することが重要である。
例えば、ドイツのエコマーク「ブルーエンジェル」では、長年、CO2排出量を含めた全ての環境要素を考慮している。既に、気候に関連した30種類の製品が
ブルーエンジェルの対象になっており、この数は、2011年末には100種類に拡大する見込みである。【ドイツ連邦環境省】
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=21183&oversea=1