経路は不明/県警察学校で新型インフル集団感染
2009/07/13 09:25
「感染経路については分からない。外部と交流する機会は少ないはずだが」―。
香川県警察学校で新型インフルエンザの集団感染が確認された12日、香川県警幹部は硬い表情で説明した。
7日には香川県内の署員が参加して武道大会も開かれており、感染拡大の防止とともに、感染経路の把握などが急がれる。
「全職員に対して手洗い・うがいの励行や体調不良者の早期把握を指示するなど予防対策をさらに徹底したい」と、
再発防止に努めることを強調した。
【→参照記事】
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20090713000095 県警によると、感染が確認されたのは10代〜20代の初任補修科生5人と30代の教官1人。
うち学生1人が体調不良で8日に高松市内の病院を受診し、胃腸炎と診断されたが、
同市内の自宅に帰宅していた11日に再度受診した際、簡易検査でA型陽性と診断されたため、県警は全学生の体調を調査。
同日、5人が簡易検査でA型陽性と診断されていた。
8日以降、体調不良を訴えたのは、今回の6人を含む20人。うち8人は胃腸炎や風邪と診断されており、
残る6人について13日に詳細検査を行う予定。
7月以降、初任科生を含む学生67人、学校長を含む教官19人に海外渡航歴や週末、平日における県外への外出もないという。
感染経路について、県警は「現在は不明。学校では外部と交流する授業は少なく、外出時についても十分に検証できていない」と説明。
同校では7日に県内の署員約230人が参加して柔道・剣道大会が開かれており、
「感染の拡大を防ぐためにも体調不良者を早く把握して対策を講じたい」としている。
http://www.shikoku-np.co.jp/kagawa_news/social/article.aspx?id=20090713000096