「海上自衛隊員いじめ自殺訴訟」の横浜地裁(水野邦夫裁判長)の口頭弁論で8日、被告国側証人の3等海佐(当時=砲雷長)が、
自殺隊員(当時21歳)の親友だった元隊員(24)らに事情聴取したと述べ「元隊員と父親に04年に電話した」と証言した。
傍聴していた元隊員は「父は03年に死亡。私自身も電話を受けていない」と疑問を投げかけた。
原告弁護団は「偽証の疑いがあり、父親の死亡の戸籍を取り寄せ、次回(9月9日)追及したい」と話した。
元隊員(愛知県在住)は04年6月に退職。同11月に護衛艦「たちかぜ」の2等海曹(38)が暴行容疑で逮捕され、
3佐は艦長の指示で元隊員ら4人に事情聴取したと証言した。
3佐は「最初の電話で父親に『事件の関連で息子さんに事情を聴きたい』と告げた。その後、元隊員に電話し、自殺隊員との交友関係を聞いた。
自殺隊員は風俗遊びなどで借金苦のようだった。聴取結果は口頭で艦長に伝えた」と述べた。
元隊員は3佐の前に原告側証人として「自殺の原因は先輩隊員のエアガンによる日常的ないじめと思う」と証言。
傍聴席で3佐の証言を聞き、閉廷後「父は03年4月、46歳で死んだ。私自身、3佐と面識がなく、電話で答えたこともない」と話した。
弁論では他に、現役隊員と元隊員各1人も証言。元2曹に暴行を受けていた現役隊員(25)は「艦長も知っていたと思う」と述べた。
【網谷利一郎、杉埜水脈】
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