同和地区の出身者 「中傷」は自作自演 「解雇されぬため」 嘱託職員の男が逮捕される

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1 オウレン(東京都)

同和地区の出身者を中傷するはがきを送りつけられたとうそをついて
役所の業務を妨害したとして、福岡県警は7日、同県立花町の嘱託職員の
男(52)を偽計業務妨害の疑いで逮捕し、発表した。男の自宅や職場などには
約5年間にわたって差別的内容のはがきなどが計44通届いたといい、
町や県は対策会議を設置していた。県警によると、男は「すべて自分が送った」と
認めたという。

 捜査1課などによると、男は07年8月、自宅にカッターナイフの刃を同封した
差別的な文書を、町役場にも差別的な記述があるはがきを匿名で送り、町に
対策会議を実施させるなどした疑いが持たれている。「被害者になれば町が嘱託の
雇用契約を解除しにくくなると思った」という内容の供述をしているという。
男はこの事件で刑事告訴していた。

 この問題を重視した県は05年10月に対策会議を設置。今年3月の県議会でも
取り上げられ、田中法昌・県警本部長が「鋭意捜査する」と答弁していた。

http://www.asahi.com/national/update/0708/SEB200907070054.html