宝塚歌劇団宙組トップスター、大和悠河(31)=が5日、東京・有楽町の東京宝塚劇場で千秋楽を迎えた
宙組公演「薔薇に降る雨」「Amourそれは…」で退団。15年の宝塚生活に別れを告げた。
天性の華があり、下級生時代から印象的な役に抜擢され、劇団きってのビジュアル系トップスターとして活躍した大和。
この日も華やかでホットなパフォーマンスを披露し、客席を魅了。終演後のサヨナラショーでは、バウ公演単独初主演作
「シンデレラ・ロック」ほか「雨に唄えば」や「外伝ベルサイユのばら」など代表作の曲を次々に披露した。
最後の大階段を、男役を象徴する黒えんび服姿で降り「宝塚を、私を、応援してくださる皆様とめぐり合え、宙組の皆と巡り合え、
今日まで過ごせたことは私の人生の大切な宝物です」と感謝の言葉を述べると、ひと筋の涙がほおを伝わった。
今後の方向性については、宝塚の経験を生かす意向で「何かしらの形で活動をしていこうかなと思っています」と話した。
劇場前の恒例のサヨナラパレードにはファン8000人が詰めかけ、労いの言葉をかけていた。
この日は、娘役トップの陽月華、男役の七帆ひかる、娘役の美羽あさひら計10人が退団した。
http://www.sanspo.com/geino/news/090705/gne0907051937000-n1.htm