【静岡・伊豆の国】JA伊豆の国苺(いちご)委員会は、伊豆の国市の同JA本店で開いた2009年度総会で、
「伊豆紅ほっぺ」のブランド強化と安定生産を目指した今年度の事業計画を決めた。
生産面では高単価を狙える早期出荷の継続に力を入れるほか、販売面では、農家手取り向上に向けた消費宣伝などを強化する。
総会には同委員会と支部長会、杉山一義組合長ら約50人が出席。同委員会の足立登委員長は「関係機関一丸となって頑張ろう」とあいさつした。
生産面の具体策は(1)優良親株の選抜・増殖配布と定植苗安定供給事業の実施(2)高収量、高品質に向けた栽培技術の普及
(3)早期出荷の比率を上げるための育苗方法の導入(4)化学農薬を低減する防除体系の普及――などに取り組む。
また、養蜂(ようほう)家と連携して花粉交配ミツバチの安定供給に向けた準備、ミツバチを長持ちさせる扱い方の研究・実践も行う。
販売面では、オリジナルキャラクター「ほっぺちゃん」を使った消費宣伝などを行う。
そのほか(1)随時目ぞろえ会の開催と出荷基準や時期に合わせた出荷先・輸送方法の検討(2)業務用ソフトトレーや宅配事業、
直販体制の強化(3)重点量販店や生協などでの消費宣伝による価格の安定(4)パッケージセンター稼働に伴う消費者ニーズに
対応した荷姿販売の検討――などに取り組む。
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