超絶ブラック企業として皆から親しまれている佐川急便 係長(42)が部下の前で罵倒され続けて自殺

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1 ヒメシャガ(栃木県)

「自殺原因はパワハラ」佐川急便社員の遺族が労災申請へ (1/3ページ)

 佐川急便新潟店(新潟市)の男性係長(42)が自殺したのは上司によるパワーハラスメントが
原因だったとして、遺族が週内にも新潟労働基準監督署に労災認定を申請することが分かった。
同店の従業員約200人のうち、130人が会社に連名で原因究明を求める嘆願書を提出しており、
115人がパワハラの実態を証言する文書を遺族に寄せているという。遺族側は労災認定を受けた上で、
上司と会社を相手に損害賠償請求も検討するとしている。

 妻によると、男性係長は平成9年7月に入社。新潟店で配送ドライバーとして働き、19年9月に係長に
昇任した。朝6時前に出社し夜は10時半に帰宅、休日も3、4時間働く激務が続いた。今年3月の
人事異動で別の男性係長が課長代理に昇格してからパワハラが始まったという。

 同僚が遺族に出した証言書によると、課の朝礼で係長は課長代理から「数字を上げられない
お前は係長でも何でもねえ」「仕事をしていなんだから給料を返せ」などと部下の前で罵倒され続けた。
構内放送で名前を呼び捨てにされ、出席簿から名前が消された。25人の部下を管理する係長業務に
加えて配送の仕事もさせられ、4月には「お前なんかいらないから行ってこい」と1週間の新人研修に
2度も参加させられた。

 男性は妻に「最近、みんなの前で怒られるんだ」「うつ(鬱病)っぽいかもしれない」と漏らしていた。
5月16、17日は久しぶりの連休で自宅で休養したが、翌18日午前4時、仕事で東京に出張していた
妻の携帯電話に「仕事をこんな形でしか解決できなかった。今までありがとう。本当に幸せだった」と
メールを送信。同日早朝、新潟市東区のスーパー跡地で飛び降り自殺した。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090629/crm0906292313035-n2.htm