ファン激怒!? 「FFXI」米で5億円の集団訴訟

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1 モッコウバラ(千葉県)

ファン激怒!? 「FFXI」米で5億円の集団訴訟
10万人を“代表”して…

 大手ゲームメーカーのスクウェア・エニックス(東京)が、米ロサンゼルス連邦地裁で集団訴訟を起こされ
たことが分かった。オンラインゲーム「ファイナルファンタジーXI」(FFXI)の毎月の参加料や遅延金などが商
法上不正だとして、被害者10万人分、総額500万ドル(約4億8000万円)の損害賠償を要求されたのだ。

 24日付の米紙「コートホース」(電子版)によると、ユーザー10万人を“代表”して同社を訴えたのはサンフ
ランシスコ在住の中国系女性。この女性は、「FFXI」をオンラインでプレーする際、毎月支払う12.95ドル(約
1250円)のプレー代金や、支払いが延滞した際の遅延金、未払いによる参加権利の制限やデータ消去など
が不当なビジネス手法であり、ソフト購入時に十分な説明もなかったとしている。

 これに対し、ゲームクリエーターで評論家の渡辺浩弐氏は「いかにも訴訟社会の米国らしい提訴だが、内容
はとても正当とは思えない」と語る。

 「オンラインゲームは参加条件を規約で提示しており、同意することで参加できる。もちろん、FFXIは英語版
も完備している。疑似世界であるオンラインゲームのユーザーは“のめり込み”が激しく、ゲーム上で不愉快な
ことがあるとメーカーに八つ当たりする傾向が強い。今回も、それに近いのかもしれません」

 さらに渡辺氏は「実は今月3日、新しいFF14が発表された。当然、大半のユーザーは14に移るが、それによ
り開始から7年間費やしたXIが廃れてしまうことに怒りをぶつけているのかもしれない」と推測する。

 他のユーザーが支持するとはとうてい思えない今回の訴訟。スク・エニ側は「係争中の案件につき、見解や今後
の日程などのご回答は差し控えます」としている。

http://www.zakzak.co.jp/gei/200906/g2009062936_all.html