赤十字150年で記念イベント 人道支援への決意新たに
【ソルフェリーノ(イタリア北部)28日共同】
国際赤十字運動の創始者アンリ・デュナンが遭遇し、
同運動を始めるきっかけとなった「ソルフェリーノの戦い」から150年を迎え、
イタリア北部ソルフェリーノで27日、世界の赤十字団体関係者ら数千人が集まり、
たいまつを手に行進するなどの記念イベントが盛大に行われた。
関係者らは平和への思いと活動推進への決意を新たにした。
ソルフェリーノの戦いは1859年6月24日、イタリア統一戦争中に
約4万人が死傷した激戦。スイス・ジュネーブの実業家だったデュナンは同時期に偶然、
現地入りし、満足な手当てを受けられない悲惨な姿の死傷兵多数を目撃。
衝撃を受けて当時ほとんど組織化されていなかった紛争地での人道支援活動に乗り出した。
赤十字国際委員会(ICRC)のケレンバーガー委員長は
「デュナンは一人の人間が、大きな変革をもたらし得ることを示した」と偉業をたたえるとともに、
各地で続く紛争の被害者支援を強化する必要性を訴えた。
2009/06/28 17:26 【共同通信】
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009062801000441.html 依頼498