★ミ スレ立て依頼所 ミ☆

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721 シラン(愛知県)
堀井雄二「サンディの部分はいちばん力を入れてつくった」

市村.
それから、パーティーは組めないんですけど、「サンディ」という妖精も仲間のひとりとして登場します。いわば
冒険のガイド役で、とても重要な役回りでもありますので、どんなキャラクターにしたらいいものかと、すごく話し合いを
したんです。そしたら堀井さんが「ギャルがいいだろう」と(笑)。

堀井. 前作の『ドラゴンクエストVIII』に、主人公と冒険をともにするトロデというキャラクターを登場させました。
こいつは、いわばストーリーの“狂言回し”のような役割で、パーティーがどんな状況にいても、ひょこっと顔を
出して、冒険をフォローしてくれる。おかげで、ストーリーもテンポよく進められたんですが、それがオバケの
ような醜い姿のオッサンだったので、今回は“カワユス系”で行こう、みたいな。それで小悪魔アゲハというか、
ギャル系にしてみました(笑)。

市村. 堀井さんがそうは言っても、正直な話、最初はすごく悩みましたね。ギャルのようなキャラクターを、
果たして『ドラゴンクエスト』に登場させてもいいものかと。そこで、鳥山先生にデザインしていただくために、
仕事場におじゃましたんですけど、「ええっ、何ですか、これ!」と言われてしまって(笑)。ところが、
そのリアクションとは裏腹に、ちょっと楽しそうにデザインしてくれたんですね。で、それをシナリオに乗っけて、
開発を進めているうちに、次第にかわいいと感じるようになっていったんです(笑)。しかも、テストプレイしてる
人たちの間でも、評判がものすごくよくなっていったんですね。「サンディがかわいくてしょうがない」と(笑)。

堀井. 本当にサンディは、レベルファイブさんが期待以上に作り込んでくれましたしね。納得いくまで何度も
デザインを変更したり、細かいところまで手を入れてくれて、しかもアクションやポーズをたくさん作ってくれましたし。
「いちばん力を入れたのはサンディじゃないの?」と言いたくなるくらい(笑)。

http://touch-ds.jp/crv/vol13/005.html