ジャム作り 再起の証し 耕英地区でイチゴへた取り

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1 デルフィニム(千葉県)

岩手・宮城内陸地震で被災した宮城県栗原市栗駒耕英の住民組織「くりこま耕英震災復興の会」が昨年、
被害から立ち直ろうと始めたジャム作りを今年も行う。
栗駒岩ケ崎地区の集会所で21日、イチゴのへた取り作業に取り組んだ。来月中にもジャムに加工し、販売する。

耕英地区の農家小野昌男さん(59)が、栗駒稲屋敷地区の別宅近くでハウス栽培しているイチゴを早朝から200キロ以上収穫。
耕英地区の住民や栗原、仙台市内などからのボランティアら計約30人が大量のイチゴを1個ずつ手に取り、包丁でへたを取り除いた。

今後、耕英地区で栽培している露地イチゴなども収穫し、合わせてジャムの原料にする。瓶詰めし、各地の祭りなどで販売する。
復興の会の大場浩徳会長(48)は「昨年は好評だったので買えなかった人も多かった。世話になった人にも配りきれていない。
インターネットを通じて、全国で買えるようにしたい」と話した。

昨年はイチゴの収穫を始める直前に地震が起きたため、一時帰宅の限られた時間内で少しずつ摘み取り、避難先まで下ろした。
http://www.kahoku.co.jp/news/2009/06/20090622t13026.htm