土浦市永井の県立中央青年の家(大曽根徹所長)で10、11日、宿泊学習をしていた同市立中学校の女子生徒らの下着やジャージーなどが2回にわたって盗まれていたことがわかった。
青年の家の被害届を受けた土浦署が捜査している。
同青年の家などによると、被害に遭ったのは同市北部にある中学校の1年生約50人。1年生142人は8〜12日、17部屋に分かれて宿泊していた。
1回目の被害が判明したのは10日午後2時頃。午前中に学校で授業を受けた生徒たちが、宿泊している3階の部屋に戻ると、荷物が荒らされ、女子39人、男子3人の下着などの衣類が盗まれていた。
11日午後8時半頃にも、生徒たちがキャンプファイアーから戻ると女子7人、男子5人の衣類が盗まれていたという。いずれも部屋に鍵はかかっていなかった。
被害の発生を受け、学校側は11日夜、電話で保護者に連絡。12日午後にも緊急の保護者会を開き、経緯を説明した。
校長は「施錠を徹底していなかったことを大変に申し訳なく思っている。1日目の被害の後、引率の教員には戸締まりについて念を押していたが、徹底不足だった。私の責任と思っている」と話している。
同青年の家は新治地区の山里にあり、自由な時間を過ごしてもらおうと、宿泊者側の希望があれば部屋の鍵を渡していたという。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20090613-OYT8T00011.htm