高1殺害、呼び出しに携帯メール 証拠隠すため持ち去りか
大阪府富田林市の川で、私立高校1年大久保光貴さん(15)が殺害された事件で、殺人容疑などで逮捕された
府立高校3年の男子生徒(17)=同市=が、携帯電話のメールで大久保さんを呼び出したため、事件後に大久保さんの
携帯電話を持ち去ったとみられることが15日、捜査関係者への取材で分かった。
大久保さんの携帯電話2台は、逮捕時に生徒が持っていたかばんから見つかった。富田林署捜査本部は、
生徒が証拠隠滅を図ろうとしたとみて調べを進める。
捜査関係者によると、大久保さんの友人が府警に対し「11日の放課後、和歌山方面に電車で遊びに行く途中、
大久保さんが『生徒から携帯電話のメールで呼び出された』と話していた」と証言した。
捜査本部によると、大久保さんはその後、友人と別れ、午後7時半ごろに近鉄長野線富田林西口駅で生徒と落ち合った後、
2人で近くの河川敷へ移動し、殺害されたとみられている。
大久保さんの友人らによると、生徒は大久保さんの交際相手の女子高生を通じて大久保さんと知り合い、携帯電話で連絡を取る関係になっていた。
女子高生は生徒の高校の後輩だった。
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